巨人では13年間ゼロ…投高打低で消えた“助っ人大砲” メジャー100発トリオ目指す大台

フランミル・レイエス、ルーグネッド・オドーア、ヘスス・アギラー(左から)【写真:Getty Images】
フランミル・レイエス、ルーグネッド・オドーア、ヘスス・アギラー(左から)【写真:Getty Images】

30本塁打以上マークした助っ人は2020年以降ゼロ

 巨人が獲得したルーグネッド・オドーア外野手は大台に乗ることができるか――。近年、助っ人の長距離砲が減ってきている。昨季はロッテのグレゴリー・ポランコ外野手がパ・リーグの本塁打王に輝いたが、本数は26本。シーズン30本塁打の“大台”に乗った助っ人は2019年まで遡る。

 2019年は6選手が30本塁打以上をマーク。セ・リーグではDeNAのネフタリ・ソト内野手(今季からロッテ)が43本塁打でタイトルを獲得し、ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が33本、DeNAのホセ・ロペス内野手が31本塁打を放った。

 パ・リーグでもソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手、楽天のジャバリ・ブラッシュ外野手、ロッテのブランドン・レアード内野手が30本塁打以上をマークした。しかし、2020年以降は4シーズンで30発以上放った助っ人はゼロ。2021年にレアードが記録した29本塁打が最多となっている。本塁打王も4年間でポランコのみだ。

 今オフ、巨人が獲得したオドーアはメジャーで3度の30本塁打をマークするなど、通算178本塁打を誇る。西武が獲得したヘスス・アギラー内野手は2018年に35本塁打をマークするなど通算114発。日本ハムに加入したフランミル・レイエス外野手も2019年に37本塁打を放つなど、メジャー108発と実績十分だ。

 巨人で30本塁打以上を放てば、助っ人ではアレックス・ラミレス外野手が49本を放った2010年以来。西武ではエルネスト・メヒア内野手が2016年に35本、日本ハムではブランドン・レアード内野手が2017年に31本塁打をマークして以来となる。メジャーで輝かしい実績を引っ提げて来日する3人は“長距離砲”として大台に乗せることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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