殴る蹴るの大乱闘…チョップ食らった“暴れ馬”　仲裁したのに非難、本人は完全否定

ベネズエラWLで起きた大乱闘…プイグに批判殺到も本人は「真実ではない」

　2019年までメジャーでプレーし、通算132本塁打をマークしたヤシエル・プイグ外野手が、ベネズエラのウインターリーグ（WL）で乱闘に巻き込まれた。かつて何度も乱闘騒ぎを起こしたこともあり、ファンからは「また？」と非難の声が上がったが、本人は「真実ではない」と否定している。

　乱闘は1月24日（日本時間25日）の試合で起きた。「ティブロネス・デ・ラ・グアイラ」のマイケル・ガルシアが2ランを放つも、ベースを回る際に腕時計を示す仕草など派手なパフォーマンス、相手ベンチに向かって発言するなど挑発的なな動きを見せた。これに対して「カルデナレス・デ・ララ」のカルロス・ナルバエス捕手が一言発したところで乱闘に。仲裁気味だったプイグがチョップを浴びる事態に発展した。

　米メディアが動画を投稿すると、「彼はボクサーに転向するべきだ」「変わらない光景」「ヤシエルは狂犬」「本物の乱闘だ」「プイグはいつでもプイグだ」「ベネズエラではホッケーのルールが適用されているようだ」とコメントが並んだ。メジャーで幾度も乱闘劇を演じたこともあり、ファンの厳しい目を向けた。

　しかし、ブイグ自身はこれを否定。自身のX（旧ツイッター）で「私は何もやっていないし、沈静化させようとしていたら頭を殴られた。米国では私が乱闘を始めたような報じられ方をしている。真実ではない。何も悪いことをしていないから処分を受けなかった。もううんざりだ。これ以上耐えられない。お願いだからやめてくれ」と主張した。プイグの代理人もXで「米国メディアはまた真実を伝えなかった。プイグは沈静化させていたが、相手選手から殴られた。真実を伝えるのではなく、PVが優先される世の中になってしまったことは残念だ」と述べている。