鷹チアに加わった“元アイドル” 一線を画した「オーラ」とメンバーへの相乗効果
鷹チア「ハニーズ」に加入した邱品涵さんは台北出身
さまざまなエンターテインメントを通して、ファンと共にソフトバンクの応援を盛り上げる「ホークスパフォーマンスチーム」(ダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」、アクロバットパフォーマーなどホークスのパフォーマーの総称)。2024シーズンの顔ぶれがお披露目され、継続メンバー11人、新メンバー11人の22人で新たなスタートを切った。
昨年11月から12月にかけて、東京・福岡・沖縄の3会場で行われた2024年度メンバーオーディションは、応募者数が過去最高の217人。様々な経歴や特技を持った受験者がしのぎを削り合う中、2024年度新メンバーとなった邱品涵(ちう・ぴんはん)さんの姿があった。
邱品涵さんは台北出身で、過去にはAKB48の姉妹グループ「AKB48 Team TP」として活動した。「ハニーズ」初の外国人メンバー誕生に、メディアやSNSでは期待の声が多くあがっている。オーディションで審査員を務めた福岡ソフトバンクホークス株式会社マーケティング企画部長の稲永大毅(いねなが・だいき)さんは、邱品涵さんについて「オーラが印象的でした」と話す。
「今回球団からのオファーは一切しておらず、品涵自らが応募して台北から自費でオーディションに来てくれたので嬉しかったです。1次審査の指定ダンス『いざゆけ若鷹軍団』も準備して踊れていたので、安心しました。他のハニーズメンバーと比べるとまだまだ伸びしろのあるダンスレベルだったものの、見た目の華やかさや大舞台でパフォーマンスを経験してきたオーラは一線を画していました」
「グローバルな認知拡大やエンタメの幅を広げるきっかけに」
台北からオーディション受験のために来日。ひたむきに踊る邱品涵さんの姿は審査員全員を魅了し、見事合格となった。稲永さんは、邱品涵さんを選出した理由についてこう続ける。
「彼女自身のキャラクターや経歴が魅力的なことはもちろん、今後球団としてグローバルな認知拡大やエンタメの幅を広げるきっかけとなってほしいと思っています。海外でプロとして活動していたメンバーが入ることで、他のメンバーにもプロ意識が広がり、メンバー間の良い刺激となって全体的なパフォーマンスレベルの底上げにもつながることを期待しています」
実際に練習などが始まっての邱品涵さんやチームメートとの様子についてはどうだろうか。稲永さんは「彼女自身、何事も楽しみながら学ぶ性格なので、福岡に移り住んでからは日本語の勉強をしながらダンスの練習に励んでいます。周りのメンバーもダンスや日本語を教えることでコミュニケーションのきっかけとなり、良い雰囲気の中でシーズンに向けた練習ができています」と話す。
新メンバーのお披露目は3月3日、PayPayドームで開催する「ホークスプレシーズンスペシャルマッチ 韓国・斗山ベアーズ戦」。期待の新メンバーが加わった「ホークスパフォーマンスチーム」にも注目だ。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)