大谷翔平の現場に女子アナのエース 本格始動前に…日米韓60人が大集結した舞台裏
ドジャースの集合日に日米韓合わせて60人の報道関係者が集結、臨時のプレスルームも
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは9日(日本時間10日)、スプリングトレーニングの初日を迎える。8日(同9日)はバッテリー組とリハビリ組の集合日で、両選手とも米アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設に姿を見せた。日米韓合わせてメディア関係者60人が集結。本格始動前から熱狂の1日となった。
まだ日が登らないアリゾナの午前6時。大谷と山本のキャンプ施設入りを取材しようと、日本メディアが続々と集結した。ただ、メディア関係者はキャンプイン前で球団敷地内に入ることが許されていない。敷地外の駐車場からの取材となった。避寒地とはいえ、午前8時で気温9度。太陽の日がないと、まだまだ寒かった。「今日は寒いっすね」。そんなつぶやきがよく聞こえる中、山本は9時13分、大谷は10時14分にそれぞれキャンプ施設入りした。
敷地外に臨時のプレスルームが設置され、選手の駐車場の前に人だかり。周囲からは異様な光景に見えたようだ。「日本メディアは本当にすごいよ」と驚いていたのは、ロサンゼルス・タイムズ紙のディラン・ヘルナンデス記者だ。米国育ちだが、母が日本人。「渡辺修」を日本名に持つ名物コラムニストだ。「アメリカで生まれて良かったよ」。その言葉に力がこもった。
フジテレビの宮司愛海アナウンサーの姿もあった。ニュース番組「Live News イット!」の取材で、前日7日(同8日)にアリゾナ入り。8時30分頃から両選手が帰路につくまで追った。5泊7日の強行軍での取材で、帰国後はすぐに業務に戻るという。夕方のニュース番組のメインキャスターを投入するあたり、規格外の注目度が伝わってくる。
キャンプ地は時折、激しい雨が降り、大谷はバットを持って屋内ケージへ。山本は予定されていたブルペン入りを中止にしてキャッチボールで調整した。キャンプイン初日の9日(同10日)には大谷の取材対応が予定されている。いよいよ“ドジャース狂想曲”が幕をあける。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)