大谷翔平から得た“学び” 僅か1試合だけでも…忘れられぬ光景「とても粋だった」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

元エ軍オーキーはド軍とマイナー契約、昇格へアピール中「物事の進め方は若手の参考になる」

 元エンゼルスでドジャースとマイナー契約を結んだクリス・オーキー捕手が、メジャー昇格へアピールを続けている。9日(日本時間10日)からスプリングトレーニングに招待選手として参加中。「できる限り、いいプレーをすることはいうまでもないね。どんな状態にあっても何を要求されても、チームの勝利に貢献すること。健康な状態を維持すること、そしてシーズンを通じて楽しむ。願わくばたくさん勝ちたいね」と意気込みを語る。

 大谷と同じ1994年生まれの29歳。昨年3月末にエンゼルスとマイナー契約を結び、5月9日(同10日)の本拠地・アストロズ戦でメジャー昇格。その試合で大谷翔平投手とバッテリーを組んだ。最速100.6マイル(約161.9キロ)の剛速球にキレのあるスイーパー。「とても素晴らしかった。受けていて楽しかったし、どの球も良かった」。大谷とのバッテリーは1試合だけだったが、ミットで受けた感触は今も覚えている。

 キャンプ中のクラブハウス内のロッカーは山本由伸投手が左隣に。山本の隣には大谷がいる。「イッペイは去年会ったから知っているし話すよ。でもちょっとした日常会話だけで、変わった話はしてないね」としつつも、自身が捕手出場時にマークした大谷の通算500奪三振がいい思い出になっている。

「とても粋だった。(500K&100HRは)ベーブ・ルース以来の記録だよ。あれに関われたのはとても粋だった。彼との経験全てが素晴らしかった」。ドジャースでのメジャー昇格へ間違いなく励みとなっている。

 チームのオープン戦は22日(同23日)から始まる。マイナーからメジャー昇格は狭き門。オーキーにとって勝負の時だ。「ショウヘイは常軌を逸脱している。彼の物事の進め方、そして試合中のやり方も若手の参考になる。見ていてとても楽しい選手だ」。ユニコーンから受ける刺激をメジャー昇格への力に変えていく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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