先発復帰の大谷翔平 自打球受けた右膝は「セイゲンナシ」とソーシア監督
9日のドジャース戦では代打で出場し、決勝のソロを放つ
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのマリナーズ戦に「6番・DH」でスタメン出場する。先発出場は、7月7日(同8日)のドジャース戦以来、2試合ぶり。エンゼルスのマイク・ソーシア監督は試合前に報道陣に対応し、7日(同8日)のドジャース戦で自打球を当てた右膝の状態について「大丈夫」と語った。
右肘内側側副靭帯の損傷で約1か月にわたり、故障者リスト(DL)入りしていた大谷。多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射の治療の効果が認められ、打者として7月3日(同4日)の敵地マリナーズ戦で戦線に復帰した。だが、先発出場した7日(同8日)のドジャース戦で右膝に自打球が直撃。その影響もあって、8日(同9日)の同戦ではスタメンを外れていた。
スタメンを外れた一戦では、同点で迎えた7回に代打で登場し、復帰後初アーチとなる7号勝ち越しソロを放った。この試合では「全力で走れない」と語っていた大谷だが、1日の休養日を挟み、スタメン復帰となった大谷の状態についてソーシア監督は「今日はセイゲンナシ。それか、もしかしたらセイゲンが少しあるかもしれない。希望としてはセイゲンナシだ」。まだ万全の状態とは言えないが、プレーにはほとんど制限がないことを強調していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)