“空白の11日間”が嘘のよう…大谷翔平の変貌を米メディア称賛「突然スランプでなくなる」

14号2ランを放ち、ナインに迎えられるドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
14号2ランを放ち、ナインに迎えられるドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷翔平はメッツ戦で10試合ぶりの14号を放つなど2安打3打点と躍動

■ドジャース 10ー3 メッツ(日本時間30日・ニューヨーク)

 ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・メッツ戦に「2番・指名打者」で出場。8回の第5打席で10試合、46打席ぶりとなる14号2ランを放つなど、5打数2安打1本塁打3打点だった。打棒復活を予感させる活躍ぶりに米メディアは「突然スランプでなくなった」などと称えた。

 大谷は8回2死二塁で迎えた第5打席で左翼席へ14号。走者が得点圏にいる場面で本塁打を放つのは今季初めて。打球速度103マイル(約165.8キロ)、飛距離380フィート(約115.8メートル)、角度34度の一発だった。

 本塁打がでなかった5月18日(同19日)から前日28日(同29日)までの9試合は37打数7安打の打率.189、3打点だった。それだけに米メディア「スポーティング・ニュース」のカイル・マドソン氏は「ショウヘイ・オオタニはスランプだった。そして彼は、突然スランプでなくなった」と記事を掲載。「ニューヨークでのメッツとのシリーズ最終戦で、オオタニは重要な安打を数本放ち、最近のスランプを抜け出した」と伝えた。

 本塁打を含む、この日の2安打について「オオタニが再び動き出すのは時間の問題でしかなかった。そして水曜日(現地29日)が目安になるとすれば、スランプは終了しMVPは戻ってきたことになる」と復調を確信したかのようだった。

 マドソン氏は試合前に「ショウヘイ・オオタニは苦戦している」とした記事を掲載し、「オオタニが進んでいたペースを維持するのは、どんなにいい選手でも難しい」と言及していた。とは言ったものの「単純に非常に優れた打者である彼は成功の実績も十分にあるため、数週間絶好調だった後は特に、数週間不調だったからと言ってもそれは不安を植え付ける程ではない」とし、“一時休止”の期間があっても心配無用だと強調していた。10試合ぶりの一発を境に、本来の姿を取り戻し本塁打や安打を量産し続けるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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