歴史的瞬間を目撃した敵地紙 大谷翔平のため「40分前から集結」…感じた異様な雰囲気
歴史的瞬間に立ち会った敵地紙「シカゴ・トリビューン」がリポートした
大谷翔平投手の新天地デビューにドジャースのファンやメディアは大いに盛り上がったが、対戦相手のメディアも歴史的瞬間に立ち会った。27日(日本時間28日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦で移籍後初本塁打。敵地紙「シカゴ・トリビューン」がリポートしている。
「2番・指名打者」で初出場すると、5回の第3打席に左越え1号2ラン。救援右腕のドミニク・レオンから振り抜いた打球は、グングン伸びて左翼席まで届いた。大谷の2ランにスタジアムは大熱狂。3打数1安打2打点の好発進を見せた。
同紙は「ホワイトソックス、ショウヘイ・オオタニを初めて見る機会に恵まれる」との見出しで報じた。「興奮はファーストピッチのずっと前から高まっていた。大谷を待つカメラマンらが試合の40分前から三塁ダグアウト近くに集まっていた。ファンはレフトのフェンス沿いに2列に並んでいた。彼の名前が場内アナウンスされるたびに、大きな声援が飛んだ」と現地の空気を伝えた。
また、ホワイトソックスの選手たちの声も紹介している。大谷の第1打席で三振を奪ったギャレット・クロシェット投手は「お互いに大声援の恩恵を感じていた」。昨年はエンゼルスで同僚だったブレット・フィリップス外野手は「(オオタニの存在で)野球への愛と興奮が育まれている」と発言している。
(Full-Count編集部)