ラミレス氏が太鼓判「すでに風格」 驚異の肉体…虎の20歳大砲候補は「ファン驚かせる」
ラミレス氏が「素晴らしい打者」に挙げた前川右京&野口恭佑
前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏が、阪神で期待される若き“大砲コンビ”の覚醒に太鼓判を押した。自身のYouTube「ラミちゃんねる」を更新。前川右京外野手と野口恭佑外野手について「彼らは素晴らしい打者だね」と称賛した。
高卒3年目・20歳の前川は、昨季1軍デビューすると33試合で打率.255、0本塁打、7打点だった。外国選手初の名球会入りを果たしているラミレス氏は「今年1軍で活躍し、多くのファンを驚かせるかもしれない」と予告。「打撃テクニックは素晴らしい。みんなが思っているよりさらに上をいっているだろう。体も強いし足も太い。すでに風格を感じるし、どうすればボールを遠くに飛ばせるかを分かっているようだ。もちろん岡田監督の使い方次第だが、代打や外野で先発したりすればチームに貢献できるだろう」と分析した。
もう1人名前を挙げたのが、23歳の野口だ。2022年育成選手ドラフト1位で九州産業大から入団。秋季キャンプ中に念願の支配下を勝ち取り、勝負のシーズンを迎えた。ラミレス氏は「もしかしたら前川よりパワーを持っているかもしれない」としつつ「どちらかというとレフトからセンターへ引っ張るタイプの打者。それは悪くないが、ただホーム甲子園では逆方向に本塁打が出にくいので、外角多めの配球になる。外のボールをうまく逆方向に対応できないと甲子園では少し厳しいだろう」と指摘した。
それでも「彼は内角は非常にうまく捌くことができる。フォームの手の位置も素晴らしい。甲子園ではもう少し逆方向を意識してほしいね。それができればいい打率を維持できるだろう」と伸びしろは十分。「この2人の存在によって、阪神の外野陣は選手層をさらに厚くすることができる。とにかく試合で経験を積んでほしいね」と若き才能への称賛は止まらなかった。