大谷翔平と「クソ!あともう一回」 エ軍右腕は2度目の対戦“熱望”「悔しかった」
第1打席で大谷から空振り三振を奪ったシルセス
■エンゼルス 4ー0 ドジャース (日本時間6日・グレンデール)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルスとのオープン戦に「2番・指名打者」で先発出場した。第1打席で対戦したチェイス・シルセス投手は、「とてもワクワクした。楽しかったよ」と振り返った。
初回、1番のムーキー・ベッツ外野手に安打を許し、打席に大谷を迎えた。ボール先行の投球となったが、最後は速球で空振り三振に仕留めた。「ボールが先行して、『あー、まずい』という感じだった。彼はあまりにいい打者なのでね。そこから球を決めようとして、ボールが先行してから運がいいことに何球か思うところに入って逃げ切れた。要所で思った通りのところに球が決まらなかったら、あの打席ではもっと追いつめられて違う結果になっていたかもしれない」と話した。
3回は、大谷の第2打席を迎えたところで左腕と交代となった。「ロン(ワシントン監督)がベンチから出てくるのが見えたが、もう一度対戦したかったから悔しかったよ」と、対戦が一度きりとなったことを残念がっていた。「2度対戦したらどうなっていたか興味深かったね。彼ともう一度対戦したかったから、(交代を告げられた後も)マウンドにもう一度戻ったんだ。『クソ! あともう1回くらい対戦したかった』ってね」と振り返った。
大谷は古巣・エンゼルスとの試合ということもあり、試合前にはマイク・トラウト外野手ら元チームメートと再会し、会話を楽しんでいた。シルセスは「グラウンドに向かう時会えた。もっと話したかったけれど、そのときは(今日のピッチングに)集中していたから。彼と会話をして近況を聞けたらよかったんだけど。闘争心が先に立ってしまって。集中力を維持したかったんだ」と明かした。