大谷翔平、開幕戦で初のマルチ 移籍後初盗塁&打点もマーク…妻も笑顔、ド軍逆転勝利
ダルビッシュは3回2/3を1失点で勝敗つかず…大谷との対戦は2打数1安打
■ドジャース 5ー2 パドレス(20日・高尺スカイドーム)
ドジャース・大谷翔平投手は20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたパドレスとの開幕戦で5打数2安打1打点1盗塁だった。試合はドジャースが5-2で逆転勝利を収めた。パドレスの先発、ダルビッシュ有投手は3回2/3を投げて2安打3奪三振3四球1失点(自責0)、4番手で登板した松井裕樹投手は打者3人に対し無安打無失点1四球1奪三振だった。
大谷はダルビッシュとは日米通じて初対決。初回無死一塁の第1打席は遊ゴロに倒れたが、3回2死の第2打席で5球目のシンカーを右前に運んだ。打球速度112.3マイル(約180.7キロ)の痛烈打。その後すぐさま、二盗を成功させた。
ドジャースユニホームを着用して観戦していた真美子夫人も拍手し、隣に座っていた母・加代子さんとハイタッチして喜んだ。ダルビッシュとの対戦は2打数1安打1盗塁だった。その後、5回無死一塁の第3打席は相手の好守にも阻まれ三ゴロ、7回1死の第4打席は投ゴロ。松井との対戦はなかった。8回1死一、二塁の第5打席では左前適時打を放ち、移籍後初打点もマーク。しかし、その後の走塁でベースを踏み忘れでアウトになる珍事もあった。
ダルビッシュは日本選手最多タイとなる4度目の開幕投手だった。1点リードで迎えた4回は先頭のテオスカー・ヘルナンデスを打ち取ったかに見えたが、三塁手ウェイドが悪送球。1死三塁からヘイワードに犠飛を打たれ、同点に追いつかれた場面で降板。自責点は0で勝ち負けはつかず、日米通算200勝までは、残り4勝のままとなった。
松井は6回1死でメジャーデビュー。先頭のアウトマンの打席では、ピッチクロック違反を取られる場面もあり、四球を与えた。続く代打のエンリケ・ヘルナンデスからメジャー初奪三振を奪うなど、無安打無失点に抑えた。
パドレスはダルビッシュ、松井ら含め4度のピッチクロック違反を取られる場面も。試合は、1点を追う8回にドジャースがベッツ、大谷の適時打などで逆転に成功。開幕戦を勝利した。
(Full-Count編集部)