父の目の前で…清原和博氏の長男・正吾が決勝二塁打 「4番・一塁」、背番号3でフル出場
初回に死球、3回に先制の中越え二塁打…4打数1安打1死球で勝利に貢献
東京六大学春季リーグ戦が13日、神宮球場で開幕。第1試合では昨秋優勝の慶大が東大に5-2で先勝した。NPB歴代5位の通算525本塁打を誇る清原和博氏の長男、慶大・清原正吾内野手(4年)が「4番・一塁」でスタメン出場し4打数1安打1打点1死球。3回に中越えの先制二塁打を放った。
第1打席は初回2死三塁の先制機だったが、東大先発の右腕・平田康二郎投手(4年)から左上腕部付近に死球を受けた。清原にとってはリーグ戦初死球だが、ちなみに、父の和博氏はNPB歴代最多の通算196死球を記録している。
第2打席は両チーム無得点で迎えた3回1死一、三塁。平田の3球目をとらえると、打球は背走する中堅のグラブをかすめる先制中越え二塁打となり、二塁ベース上でガッツポーズを繰り出した。
5回先頭の第3打席は捕飛、7回先頭の第4打席は投ゴロ、9回2死走者なしでの第5打席は三邪飛に倒れた。
卒業後の進路をプロに絞っている清原にとって勝負の1年。父が西武時代につけた背番号「3」を背負い、開幕戦でリーグ戦初の4番に座って好スタートを切った。和博氏もスタンドで応援していた。
中学、高校では野球から離れていたが、大学入学後に再開。2年生の秋の早大2回戦に代打で出場しデビューした。昨年まで通算5試合で打率.111(9打数1安打)、4三振、本塁打と打点は0。昨春の明大4回戦での代打を最後に、ベンチ入りメンバーからも外れていた。スタメンは昨春の法大3回戦(4月10日)に「7番・一塁」で出場して以来だった。
(Full-Count編集部)