大谷翔平、代打でも光る存在感 ソーシア監督「我々を助けてくれている」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

14日には代打で登場し、苦手の左腕から左中間へ二塁打

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は14日(日本時間15日)、敵地ドジャース戦の試合前に13日(同14日)の同戦で左腕から2打席連続ヒットとなる左中間二塁打を放った大谷翔平投手を改めて高く評価した。この日の試合もDH制ではないナ・リーグ本拠地での交流戦のため、再びベンチスタートとなった大谷だが、相性の悪かったサウスポー攻略を指揮官は「間違いなく勇気付けられる」と称賛した。MLB公式サイトが報じている。

 前日のフリーウェイシリーズで2-3で惜敗したエンゼルス。左腕との相性が悪かった大谷の一撃は名将ソーシアにとっても大きな朗報だった。

「あれは最高の打席だったね。一週間前に厳しい投球で三振を喫した相手だったのに。彼は好球を見逃さなかった。あの時点では重要なヒットだった。だから、間違いなく勇気付けられるものだよ」

 改めて前日の大谷の打席を振り返ったソーシア監督。3試合連続でベンチスタートとなった大谷は、2-3の9回1死走者なしの場面で代打で登場すると、6日(同7日)の対戦では空振り三振に仕留められた左腕アレクサンダーから左中間を破る二塁打を放った。

 左腕から2打席連続ヒットとなった大谷は対左投手で36打数6安打で打率.167。右腕相手に101打数33安打で打率.327、OPS(出塁率プラス長打率)では1.032という驚異的な成績を残しているだけに、明らかに相性は悪かった。

 二刀流の大谷は打者としては指名打者でプレーしてきた。右肘内側側副靭帯損傷を負って以降は投球は封印。DH制のないナ・リーグの本拠地ゲームでは代打となるが、ソーシア監督は大谷の勝負強さにも感心している。「彼は間違いなく(代打に)慣れてきている。やりやすさも感じ始めていると思う。簡単なことではない。代打では彼らしさを出せないかもしれない。だが、今週末はこの役割で間違いなく我々を助けてくれている。後半戦はもっと打席に立ってくれることを楽しみにしているんだ」と、後半戦の活躍にも、大いに期待を寄せていた。

(Full-Count編集部)

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