大谷翔平、試合中に監督と“熱い議論” 途中で通訳も参戦…指揮官「再確認しただけ」
ロバーツ監督、大谷翔平には「本当に感心させられている」
■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地のブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し5打数1安打1打点だった。2回には岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手から放った自己最速となる119.2マイル(約192キロ)の右前適時打について、デーブ・ロバーツ監督は「信じられないほどアメージング」と称賛した。
ド軍最速となった大谷の一打に指揮官は「信じられないほどアメージングだ。しかしながら、私が本当に感心させられているのは、彼のストライクゾーンの使い分け方だ。あの打席で、彼は低めの球に手を出さなかった。そこから強い打球を放った。最初の打席でさえ、いい打席だったと私は思った。彼がストライクゾーンをうまく管理し続ける限り、いいことが起きるだろう」と絶賛。二ゴロに終わったが、初回の第1打席の内容も評価した。
また、試合中にはベンチ内でロバーツ監督と大谷が熱心に話し込む様子も。大谷のもとに歩み寄った指揮官はグータッチをかわすと、そのまま足を止め、大谷の胸を指差すような仕草をしながら真剣な表情で話し出した。大谷も真顔でうなずきながら耳を傾けていた。“ただならぬ雰囲気”を察したのか、途中からウィル・アイアトン通訳も参加して話し込んだ。
ロバーツ監督は試合後、ミーティングについて「いや、重大な話ではない」とし、「ただ単に、彼が打席で多くの素晴らしいことをしているということを、再確認していただけ。私としては、彼のアプローチがいい状態にあり、正しいやり方でプレーしていると、確かめただけだ」と説明した。約35秒間の“3者面談”だった。
ドジャースは4-2で勝ち、チームの連勝を今季最長の6まで伸ばした。
(Full-Count編集部)