“水原問題”で新情報…大谷口座の7800万円はカジノへ　米報道、返済の一部を胴元が使用

「ESPN」が報道…水原氏が送金した一部は胴元がカジノに利用

　ドジャース・大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑が違法賭博に関与し、大谷の口座から不正送金を行っていたとされている問題で、30日（日本時間5月1日）に新たな情報が報じられた。大谷の口座からブックメーカーに送られた50万ドル（7800万円）は、カリフォルニアとラスベガスのカジノに転送されていたという。

　水原容疑者は大谷の口座から1600万ドル（約24億5000万円）以上を不正送金したとされ、銀行詐欺罪で訴追されている。米スポーツ局「ESPN」のティシャ・トンプソン記者によると、「カジノに送金されたお金はギャンブル用のアカウントへと預金されていた」といい、不正送金の流れの一部が明らかになった。

　胴元のマシュー・ボウヤー氏は、ラスベガスにあるカジノ「リゾーツ・ワールド」の常連だったようで、水原氏からの送金の一部をカジノに流用。複数の関係者によると、ボウヤー氏は2022年6月から2023年10月の間に790万ドル（12億4600万円）を失ったという。

　また、2023年10月5日連邦当局から家宅捜査を受けた際、ボウヤー氏は全米のカジノから出禁となったと、関係者のコメントを伝えている。

（Full-Count編集部）