大型補強だけじゃない――ソフトバンクの強さ支える“育成力”
ソフトバンクの戦力に見る“補強”と“育成力”のバランス
ソフトバンクが首位を独走している。9日のロッテ戦(QVC)に勝利し、連敗を2でストップ。8月5日の日本ハム戦で点灯したマジックは、4日間で「3」減少して「35」となった。
貯金32、日本ハムと9・5ゲーム差という圧倒的な強さを誇っているソフトバンク。今季は充実した選手層がその強さを支えている。
ソフトバンクといえば、潤沢な資金で選手をかき集めているというイメージが、一部では持たれている。確かに、年俸総額は12球団トップではあるが、決して「補強」だけに頼ったチームではなく、「補強」と「育成」を共に的確に行い、充実の戦力を作っている。
現在のベースとなるスタメンを見てよう。
1番・一塁 明石健志
2番・二塁 本多雄一
3番・中堅 柳田悠岐
4番・左翼 内川聖一
5番・DH 李大浩
6番・三塁 松田宣浩
7番・右翼 中村晃
8番・遊撃 今宮健太
9番・捕手 細川亨
スタメン9人を見ると、6人が生え抜きである。補強で加わったのは、FAの細川と内川、14年にオリックスから加入した李大浩の3人だ。