大城卓三の出場減は「捕手目線の選択」 OBが分析する“併用”の理由「小林は抜群」
高橋尚成氏「守り勝つ野球をしないといけないという方を優先」
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、巨人の“捕手事情”を分析した。ここまでスタメンマスクは大城卓三が14試合、小林誠司が8試合、岸田行倫が7試合。昨季は大城が125試合に先発して正捕手の座をつかんでいたように見えたが、今季は併用が続いている。
高橋氏は「捕手目線で阿部監督は選択しているのでは。今の時点は、投手で何とかしのいでいかないといけない。野手の方があまりいい状態ではない。それを考えると何とか守り勝つ野球をしないといけないという方を優先しているのと思う」と指摘する。
「インサイドワーク、肩、小林選手は抜群。フレーミングも。大城選手もフレーミングとか肩も弱くない。でも小林選手の方が捕手としての目線で見たら僕はいいんじゃないかなと。だからそっちを選択しているのでは」
大城は今季こそ打率.197ながら、昨季は打率.281、16本塁打を記録するなど“打てる捕手”として存在感を示した。一方で、小林は直近2年間の打率も1割台前半と打撃に苦しんでいる。
それだけに「この先打者がガッと調子がよくなってきて大城選手の出番が増える可能性もありますよ。投手に選択させるかもしれないですね」と今後を見据えた。