最新指標が示した大谷翔平の“特殊能力” 超高品質なスイング…驚異の数値「20.5%」
「ベースボール・サバント」が示す新たな指標「ブラスト」で大谷はメジャー3位
ドジャース・大谷翔平投手は今季ここまでリーグ2位の11本塁打。通算182発は松井秀喜氏の175発を超えて日本人メジャー最多で、2年連続キングへ順調に歩を進めている。では、その驚異的な長打力の源はどこにあるのか。MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」はバット・トラッキング指標を新たに紹介。その1つである「ブラスト」で解き明かせるという。
MLB公式サイトは「ブラスト」の定義を説明。投手の球速に応じた最高打球速度を100%とした場合、80%以上の打球速度を出せたスイングを「スクエアド・アップ」と呼ぶ。「ブラスト」は「スクエアド・アップ」の中で」の中で一定マイル以上のスイングスピードのこと指す。「ブラスト」にあたるスイングとそれ以外を比べると、打率が.370近く異なり、長打率は.900も違ってくるという。
全スイングに対する「ブラスト」の割合が最も高いのが、大谷に次いでリーグ2位の打率.346をマークしているウィリアム・コントレラス(ブルワーズ)で24.2%。2位は天才と称されるフアン・ソト(ヤンキース)の23.7%、大谷は3位で20.5%。スイングスピード1位のジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)は5位で18.9%になっている。
効率的なスイングをしている上に、スイングスピードが速いのだから必然的に長打の確率は高まる。12日(日本時間13日)の敵地・パドレス戦は腰の張りで休養となったが、今季は本塁打を何本積み上げるだろうか。
(Full-Count編集部)