大谷翔平、真美子夫人の始球式断っていた「本人と話して」 ド軍が提案も「野球好きな子どもに」
大谷の“ボブルヘッドデー”…始球式は13歳のアルバートくんが務める
■レッズ 7ー2 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのレッズ戦後に取材に応じ、同戦での真美子夫人の始球式を断っていたことを明かした。自身の首振り人形が配布される「ボブルヘッドデー」ということで、球団から提案されたというが「光栄なことですけど、本人(真美子夫人)と話して、野球が好きな子どもだったり、あまり試合に観にこない子どもだったりとか、そっちの方がいいんじゃないかと思って決めました」と話した。
この日、計4万人に大谷のボブルヘッドが配布された。ドジャース移籍後、大谷グッズが配布されるのは初めてで、開門前から多くのファンが列を作った。
始球式は13歳のアルバート・リーくんが務めた。生まれて3日で心臓病が判明し、複数回の手術を乗り越えてきた。試合前に大谷はサプライズでアルバートくんに始球式を務めることを伝え、捕手役を担った。スイートルームでの観戦やサイン入りグッズもプレゼントした。「もちろんそれで喜んでくれたら嬉しいですし、何より勝てたら一番良かったんですけど、明日また見るかもしれないですし、勝てるように頑張りたい」と話した。
試合では、初回無死一塁の第1打席では、ブレンド・スーター投手から四球を選んで出塁。直後に一塁牽制が左ふくらはぎの裏に直撃するアクシデントもあったが、直後に今季11個目の盗塁を成功させて不安を感じさせなかった。
3回2死の第2打席は元日本ハムのニック・マルティネス投手と対戦し捕邪飛、6回1死の第3打席はマルティネスのチェンジアップにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。7点ビハインドで迎えた9回無死一塁の第4打席では、代打を送られ途中交代。2打数無安打1四球で打率は.360、OPS1.099となっている。
スタジアムには今季のメジャー最多を更新する5万3527人が入場した。「素晴らしい取り組みでしたし、選手冥利に尽きるというか。本当に壮観で、プレーしていて素晴らしい瞬間だったと思います」と振り返った。
(Full-Count編集部)