大谷翔平の“凄み”は「打席を出る速さ」 驚きの初速…米メディアが絶賛した「感覚」
大谷翔平の「打席を出る速さ」はMLB屈指
ドジャース・大谷翔平投手の“1歩目”に注目が集まっている。ドジャース公式ブログ「ドジャー・インサイダー」ではキャリー・オスボーン氏が「大谷の急成長」と題して走塁面での進化を記している。
オスボーン氏によれば「MLBのリーグ平均のスプリントスピードは27フィート(約8.2メートル)/秒だ。大谷は28.2フィート(約8.6メートル)/秒で速いが一流ではない。彼が他選手を上回るのは、状況を察知する感覚だ」と言及している。
ただ、状況判断の良さは表面的に見えるものではないため“数値”で、大谷の凄みを評価した。それは「打席を出る速さ」だった。大谷は一塁までの距離である90フィート(約27.4メートル)のうち、45フィート(約13.7メートル)までのスプリントスピードではMLBトップ10に入る速さだという。
20日(日本時間21日)のダイヤモンドバックス戦では初回にセフティーバントを決めた。オスボーン氏は「スキルを生かしてバントヒットを成功させた。バントヒットは今季初で自身通算6本目だ」と強みを生かしたと強調した。
盗塁についても言及し「今季は41盗塁ペースで、次が通算100盗塁だ。日本生まれ選手の年間盗塁成功率は2004年のロバーツ(監督)の97.1%がチーム記録。大谷はここまで100%の成功率だ」と紹介した。
さらにオスボーン氏は「キャンプインの何週間も前にゴームズGMは『彼の速さは驚異的だ。今季は投げないということからも、盗塁の要素が入ると思う。ピッチングのためにエネルギーを温存する心配はなくなるので盗塁については、より積極的になると思う』と話していた」と明かした。
投手としてプレーしない今季は持ち前の脚力をさらに発揮できる。強みを“強化”した大谷は、誰にも止められない。
(Full-Count編集部)