奈良・公立校対決は五條に軍配 登美ヶ丘との乱打戦を15-12で制す
1試合で4本塁打が飛び交う打撃戦
第100回全国高等学校野球選手権の奈良大会・2回戦が17日に行われ、五條が登美ヶ丘を15-12で下し、3回戦進出を決めた。
1試合で4本のホームランが飛び出した県内の実力校の公立高対決は、中盤以降に一気に突き放した五條が制した。初回に登美ヶ丘がノーヒットで先制したが、その裏に五條も満塁の好機で立ち上がりに苦しむ相手先発・鷲尾から連続四球を引き出すなどして4点を奪い逆転に成功する。
だが、登美ヶ丘も負けてはいない。直後の2回表に3番・西竜の3点本塁打を含む5点を挙げて再逆転。その後も両チームともに点を加えたが、試合を決めたのは5回裏だった。
6?11と5点を追う五條は、3番・山口と5番・西川にホームランが飛び出すなど一挙6点を加えて、大逆転に成功する。7回にも2点を加えて突き放しに掛かった五條は、最後まで攻撃力を失わず。壮絶な打撃戦を制して、3回戦にコマを進めた。