大谷翔平の手術でド軍によぎる悪夢 米メディアも心配…二刀流復活に“見えない壁”

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平の手術に米メディア「どのような意味を持つか」

 ドジャースは5日(日本時間6日)、大谷翔平投手が左肩の関節鏡視下手術を受けたと発表した。ワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みた際に負傷し、左肩を脱臼。関節唇を損傷していた。リハビリが順調に進めば、スプリングトレーニングには間に合う見込みだが、思い出される“悪夢”を米メディアが報じている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では「投げる方の肩の手術ではないが、これが二刀流スターの近い将来にどのような意味を持つかは、はっきりしないままだ」と報じている。

 記事では「オオタニは(右)肘に2度目の手術を受けてから10月まで投手として鍛えていたが、打者と対戦するには至らなかった。今回の手術は反対の腕だが、オオタニの投手復帰への計画が変わるかは、はっきりしない」とも言及されている。

 さらには「ドジャースは最近、打者のこの類のリハビリの歴史がある」と記事では触れており「コディ・ベリンジャーは2020年のナ・リーグ優勝決定シリーズで勝ち越しアーチを打ってのセレブレーション中に右肩を脱臼。ワールドシリーズではそれを抱えたままプレーし(2020年)11月17日(同18日)に関節唇損傷の手術を受けた」と報じられている。

「オオタニと違ってベリンジャーの関節唇はスイングで力を生み出す方の前肩だった」と記事は補足したものの、ベリンジャーについて「(2021年の)開幕戦ではスタメンに入ったが肩の力を取り戻す中で、そのシーズンは(そして次のシーズンも)苦戦した」と振り返った。

 ベリンジャーはドジャース在籍時の2021年、95試合の出場で打率.165にとどまった。2022年は144試合に出場するも打率.210。2023年からはカブスに移籍しただけに“悪夢”がよぎるのも無理がない様子となっている。

(Full-Count編集部)

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