大谷翔平「全てが思い通りに行っているわけではない」 米メディアに明かした術後の不安
大谷翔平は試合前にESPNのインタビューに応じた
■ヤンキース ー ドジャース(日本時間9日・ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地・ヤンキース戦前に米スポーツ局「ESPN」のインタビュー取材を受けた。昨年9月に受けた右肘手術からのリハビリについて「全てが思い通りにいっているわけではない」などと進捗を語った。
大谷はESPN解説者で、2001年に阪神でプレーしたエドゥアルド・ペレス氏の質問に日本語で回答。今季については「まずまず、ここまでは、いいシーズンかなと思います」と振り返った。
今季は来年の二刀流復活へ向けてリハビリを進めながら、打者としては試合に出続けている。ペレス氏からは「今年は退屈ですか? まだ腕のリハビリをしているんですよね? あなたはDHも走りもすべてが並外れていますが、中4日でずっと投げていた時が恋しいですか?」と“直球質問”を受けた。
大谷は穏やかな笑みを浮かべながら、「振る本数であったり、全体的な練習のボリュームというのは、肘のケアもあるのでそれを考えながら、限られた中でまず調整しなければいけない難しさはありますし、リハビリ自体も全てが思い通りにいっているわけではないので、調子の悪い日もあればいい日もあるし」と語った。
さらに「気持ち的にうまくいっていないときは、暇というより、術後というのは不安になるものなのでそういういう意味では暇というより、そういう考える時間が多いかなという気はします」と続けた。
グラウンドでは常に明るい表情を見せて、周囲とコミュニケーションを図っている。その一方でリハビリでは一進一退を繰り返すときもあるなか、少しずつ二刀流復活へ向けて前進しているようだ。
(Full-Count編集部)