大谷翔平の見せる“覚悟” 怪我人続出も…思う仲間、ベッツ&由伸は「必ず戻ってきます」

試合後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後に取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

打席では「バットにしっかり当てることが最優先」

【MLB】ロッキーズ 7ー6 ドジャース(日本時間20日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地のロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、日本人歴代3位タイの通算774安打をマークした。2回の満塁機では走者一掃の3点二塁打を放ち、5打数2安打3打点で打率.317。チームはサヨナラ負けを喫した。試合後の一問一答は以下の通り。

――得点圏で結果、何かを掴んだのか。
「最後、もちろん打てればよかったですし、満塁の場面もしっかり甘い球を。結果的に全員返すことができたので、良い打席だったと思います」

――最後の打席は何かを狙っていた。
「まずはバットにしっかり当てることが最優先かと思うので。最後の際どいボールもまずはしっかりと振りに行って、ファウルでもなんでも良いんで、バットに当てるということが最優先だと思います」

――ベッツの離脱。チーム全体で穴を埋める意識。
「リーダー的存在の選手ですし、なかなか簡単に埋まらないと思いますけど。みんなでカバーしたいなという気持ちは、みんな持っていると思います」

――明日も試合があるが、その後に親しい人たちと会えるのは楽しみですか。
「そこはもちろん、楽しみにしていますし。それはそれとして、まず明日、シリーズに勝ち越せるように。それだけ集中してやっていきたいなと思います」

古巣・エンゼルスの成績は「多少知っています」

――エンゼルスの成績はどのくらいチェックしている。
「成績はちょっとわからないですけど、例えば(ローガン・)オハッピーが調子良いなとか。そういうのは野球を見ては流れてくるものではあるので。そういうのは多少知っています」

――シーズンで戦うのは初めて。
「ドジャースタジアムでやるので。エンゼルスタジアムでもしやることがあれば、それは特別なことかなと思いますけど。今回は自分たちのホームなので。まずは自分たちの野球に集中したいなと思いますね」

――怪我人が多くなる中、チームが1つになる。
「とくに怪我人が多くなる時期ではあると思うので。全員でカバーしたいなというのが、その通りですし。不幸中の幸いというか、必ず戻ってくる、ムーキーも必ず戻ってきますし、由伸も必ずシーズン中に戻ってくると思うので、なんとかそこをみんなでカバーできれば良いんじゃないかなと思います」

――打席の前にバットを下に置いて立ち位置を確認。
「そうですね」

――メリットは。
「立ち位置……。同じ風に構えて同じ位置に立つというのが1番大事なことではあるので。球場によってラインの太さが違ったりするので、多少ズレたりということのないようにしたいなと思っています」

――ボール球振らなくなった。アプローチをどう修正したのか。
「さっき言った通り、同じ位置で同じように構えるというのが、同じようにボールを見ることに対して1番大切なことなので、動く前の段階が1番かなと思っています」

「ドジャースという球団のラインナップにまずはしっかり慣れる」

――ズレていた。
「そうですね。調子悪いときは動きどうのこうのより、構えがしっくりこないもんだと思うので、そこが1番大事かなと思います」

――1番の意識。
「あまりそこまで意識しないように。一番変わるのは本当に変わるのは本当の1打席目と思う。そこさえしっかりリズム良く入れれば、十分仕事になるのではないかなと思います」

――最近の打席で状況によるアプローチは、求められていることを実践している。
「シチュエーションもそうですし、打線のメンバーが変われば流れも変わると思うので、まずはここまでもそうでしたけど、ドジャースという球団のラインナップにまずはしっかり慣れるというか、そこが一番、ポストシーズンに向けてまで、短期決戦に向けて大事なのかなと思います」

――得点圏で結果が出たり出なかったり。
「出ていれば打つ、打たない、結果は必ず出てくるので、良い打席も反省するところもありますし、悪い打席ももちろん、見直さないといけない打席は出てくるので、毎回言っていますけど、そこは毎日、毎日、進歩できるように、ラインアップに順応できるようにそこが一番大事かなと思います」

――スパイクを変えた。
「送られてきて、はい、かっこいいなと思ったので変えました」

――コーチが下半身強化が生かされていると。
「シーズン中はもう、まず一番は怪我しないことが大前提ですし、トレーニングは特に現状維持ができるように、ちょっと減るもんだとは思っているので、そこはなんとか現状をまず、最優先に考えて。リカバリーを最優先に考えてトレーニングしているので、とくにオールスター前、疲れはたまってくるとは思いますけど、しっかりリカバリー取りながらが大事かなと思います」

(Full-Count編集部)

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