バット置いて距離確認 大谷翔平、6月男復活を支える新ルーティン「同じ位置で構える」
「同じように構えて、同じ位置に立つのが、一番大事なこと」
【MLB】ロッキーズ 7ー6 ドジャース(日本時間20日・デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地のロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、日本人歴代3位タイの通算774安打をマークした。2回の満塁機では走者一掃の3点二塁打を放ち、5打数2安打3打点で打率.317。チームはサヨナラ負けを喫した。
3点を追う2回2死満塁、右腕フェルトナーの高めフォーシームを逃さずに中堅左へ打ち返した。走者一掃の同点3点二塁打。満塁機で安打を放つのは今季5打席目で初めてだ。6回2死の右前打で通算774安打に。青木宣親に並んで日本人歴代3位となった。
新たなルーティンで結果を出している。各打席でバットを使って軸足の左足とホームベースまで距離を測定。14日のロイヤルズ戦から始めたルーティンだ。「同じふうに構える。同じように構えて、同じ位置に立つのが、一番大事なことではあるので。球場によって、ラインの太さが違ったりとかするので、そこで多少ずれたりすることがないようにしたいなと思っています」と明かした。
14日のロイヤルズ戦からの6試合で25打数11安打の打率.440、3本塁打、8打点と結果を出している。6月上旬に増えていた三振も、この6試合はわずか1個だ。「同じ位置で同じように構えるというのが、まず同じようにボールを見ることに対して大事なことではあるので。動く前の段階が、一番大事かなと思います」。新たなルーティンで快音を飛ばしていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)