大谷のHR地点にいた“緑のファン軍団”の正体 1万人が存在感「球場を埋め尽くした」

先頭打者本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
先頭打者本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

メキシカン・ヘリテージ・ナイトが実施され、チケットが完売

【MLB】ドジャース 4ー0 Wソックス(日本時間27日・シカゴ)

 スタンドが“緑”のファンで溢れていた理由とは――。ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、ギャランティードレートフィールドで行われたホワイトソックス戦で、2試合連続となる先頭打者アーチを放った。打球が飛び込んだスタンドには、両軍の選手とは別の緑のユニホームを着たファンの姿が多く見られた。

 同戦は球団初の「メキシカン・ヘリテージ・ナイト」として実施されており、21歳以上を限定に、先着1万人にメキシコの国旗をイメージした限定ユニホームが配布されていた。球界最低勝率のホワイトソックスの試合では今季初のチケット売り切れに。普段のチケット価格は10ドル(約1600円)だが、この日は400ドル(約6万4300円)近くでリセールされていた。

 試合前にはメキシコ出身の歌手グループがライブパフォーマンスを実施。スタジアムではメキシカンフードも販売されていた。球団公式X(旧ツイッター)は試合後に、限定ユニホームを着て盛り上がるスタンドの様子を投稿。ファンからは「楽しい夜でした!」「大谷と、メキシカンヘリテージナイトは今季初めて球場を埋め尽くした」「マジでクールだ」「しかし4安打で完封された」などとコメントが寄せられている。

 MLBなどの米国のスポーツでは、各国の文化と伝統を称える「ヘリテージ・ナイト」が度々開催される。17日(同18日)にはジャイアンツ本拠地で「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」が開催され、メジャー初の日本人選手となった村上雅則氏が始球式を行っていた。

(Full-Count編集部)

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