【MLBオールスター】決勝弾でMVPのブレグマン「夢が叶った」 両軍計10発の歴史的一戦で主役に
ア・リーグは2013年から6連勝、延長10回に決勝弾のブレグマン「クレイジーだった」
17日(日本時間18日)にワシントンDCのナショナルズ・パークで行われたメジャーリーグの第89回オールスターは、ア・リーグが延長10回の熱戦を制して8-6で勝利した。2013年から6連勝とし、通算成績は44勝43敗2分。決勝弾を放ち、オールスター新記録の両チーム計10本塁打が飛び出した歴史的一戦のMVPに選出されたアレックス・ブレグマン(アストロズ)は「夢が叶った」と喜びを爆発させた。
2回にヤンキースの主砲ジャッジが先制弾を放つと、両リーグの選手が次々とアーチをかける。同点の8回、ア・リーグは代打セグラ(マリナーズ)の3ランで勝ち越し。勝負ありかと思われたが、ナ・リーグは8回にイエリッチ(ブルワーズ)がソロ本塁打を放ち、土壇場の9回には代打ジェネット(レッズ)が同点2ラン。この時点で両チーム計7本塁打となり、オールスター記録を更新した。
そして、迎えた延長10回。ブレグマンは先頭で打席に入ると、ストリップリング(ドジャース)の直球をレフトに運ぶ勝ち越しソロ。続く同僚スプリンガー(アストロズ)が2者連続ホームラン、さらにブラントリーの犠飛も飛び出して3点差とし、試合を決めた。
オールスター初出場でMVPに輝いたブレグマンは試合後の記者会見で「クレイジーだった。最高だったよ」と笑顔。まだデビュー3年目でリーグも違うため、ナショナルズ・パークでプレーするのはこれが初めてだったが、「父親がここ(ワシントンDC)出身だから気に入ってるよ。家族も来ることができたし、とてもスペシャルだった。夢が叶った」と喜びを噛み締めた。
昨季世界一に輝いたアストロズは、今季も地区首位を快走している。オールスターで主力が躍動し、2連覇へ向けてさらに勢いがつきそうだ。
(Full-Count編集部)