大谷翔平は「怒る選手ではない」 2連続申告敬遠も…指揮官サヨナラ勝ちにご機嫌
9回と延長11回のサヨナラチャンスで申告敬遠も「試合の一部だ」
【MLB】ドジャース 7ー6 Rソックス(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースは20日(日本時間21日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に延長11回の末7-6でサヨナラ勝ちをおさめた。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平投手は、6回に二塁打を放つなど4打数1安打2四球。サヨナラチャンスの9回と11回に2打席連続で申告敬遠されたことに、デーブ・ロバーツ監督は試合後「ショウヘイは怒ったり、振り回されたりするような選手ではない。試合の一部だ」と語った。
大谷は6回先頭の第3打席で、左中間へ打球速度112.7マイル(181.4キロ)の二塁打。日本人3人目の米通算800安打となった。1点ビハインドの9回に同点に追いつき、一打サヨナラの場面で大谷に第5打席が回ってきたが、申告敬遠が選択され場内は大ブーイングに包まれた。
延長11回には1死一、三塁で再びサヨナラ機で第6打席を迎えたが、またも申告敬遠で勝負してもらえず。その後、ウィル・スミス捕手がサヨナラを放って勝利を収めた。
敵軍の策に、ロバーツ監督は「私も反対側のベンチで経験したけど、あの男には打たれたくない。野球界で(打たれたくない選手を1人)選ぶとしたら、その男はショウヘイだ」と断言。今季からその選手が自軍の打線にいることが頼もしく「最高の選手に打たれることがないことは、監督として少し気分がいいね」とご機嫌だった。
(Full-Count編集部)