敗退危機も…大谷翔平「感謝したい」 初POに充実感、大飛球に手応え「状態はいい」
1勝2敗の崖っぷちも「チームの雰囲気はいいんじゃないかな」
【MLB】パドレス 6ー5 ドジャース(日本時間9日・サンディエゴ)
ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場して4打数1安打だった。チームは2回に守備の乱れから6失点。その後、テオスカー・ヘルナンデス外野手の満塁弾で1点差まで迫ったものの、1点が遠かった。シリーズ成績は1勝2敗となり、王手をかけられている。試合後に行った会見の一問一答は以下の通り。
――明日負けたら終わり。残念なところはあるか。
「シンプルに2勝するということだけを考える。今日終わったことは終わったことで、明日切り替えて頑張りたいと思います」
――左腕スコットに封じられている。
「もちろん素晴らしい投手ではあるので、こちら側がしっかりしたアプローチ、しっかりした状態で打席に立つことが一番大事」
――敵地ペトコパークの雰囲気。
「盛り上がってて素晴らしかった。ポストシーズンだなと。ドジャースタジアムもそうですけど」
――逆転できるか。
「今日も劣勢からあそこまで追い上げましたし、そこは自信をもっていいんじゃないですか」
――チームの熱意。
「チームの雰囲気はいいんじゃないかなと思いますね。短期決戦に臨むにあたって気合も入っているし、もちろん勝ちたいという気持ちも出ている。今日負けてはしまいましたけど、全体的な雰囲気はみんな勝ちに向かっているじゃないかなと思いますね」
――ヘルナンデスの満塁弾で空気が変わったか。
「素晴らしいの一言。チームを一気にゲームに戻すような本当に素晴らしい一打だったと思います」
――逆転するために何か工夫は。
「ミスも絡んで嫌な雰囲気でしたけど、そこから盛り返してあそこまでいけたっていうのが一番自信にしていいことだと思いますし。あとは少しだけ流れさえつかめれば、今日も十分に勝つチャンスはあったんじゃないか」
5回に大飛球も…「あそこで入ってくれたら」
――初のポストシーズンの感想。
「まずはここでプレーできていることに感謝したいですし、ここまで健康で野球ができていること、今日もしっかりプレーできたことに感謝したい。明日に向けてしっかり調整して頑張りたいと思います」
――見逃し三振はボールだと思った?
「いいピッチングだったので、せめてファウルにできれば良かったと思います。その前の真っすぐ2球も甘かったので、それを打てるのが一番良かったと思います」
――シリーズ追い込まれたが。
「2連勝すれば勝ちというゲームだと思ってやればいいんじゃないかと。ここまで1勝2敗、というのはそこまで考えなくていいですし、単純に2連勝するゲームだと思えばいいんじゃないかと」
――初のポストシーズン。3試合を振り返って。
「ここでできることが特別。このゲームをしっかり自分自身で噛み締めて。そこが一番大きいかなと思います」
――ここから大事なことは。
「2連勝すればいいゲームだと思って。後がないという感覚自体が今の僕にはないので、あとは2連勝すればOKと思ってやれば」
――ポストシーズンは1打席の重みがある。
「状態自体はいいと思いますね。今日も捉えてはいるので。あそこで入ってくれたら、ゲームを戻すいい一打になったと思いますけど。あと少しのところだったかなと思います」
――厳しいコースを突かれている。
「いや、変わらないですね。そこはシーズン中ととくに攻め方というか、ボール自体の見え方とかは大きく変わっている感じはしない。ゾーンを保ってしっかり振るっていう。シンプルにそこだけかなと思いますね」
(Full-Count編集部)