巨人・岡本和、母校へ記念品贈呈も痛恨の“ミス”…部長は苦笑「アイツは適当やから」

巨人・岡本和真【写真:矢口亨】
巨人・岡本和真【写真:矢口亨】

智弁学園にOBから甲子園出場を祝福するプレゼントが届いた

 続々とお祝いの差し入れが届いている。第106回全国高校野球選手権大会は17日に大会第11日目が行われ、第1試合で智弁学園(奈良)が小松大谷(石川)に6-3で勝利した。見事ベスト8入りを果たしたナインの元には、プロ野球の世界で活躍する先輩たちからプレゼントが届いた。

 智弁学園は奈良県大会準々決勝で天理を、決勝で奈良大付を下し2年連続22度目の出場を果たした。甲子園でも2回戦で、選抜王者の健大高崎(群馬)に勝利。3回戦で小松大谷に完勝して準々決勝進出を果たした。

 躍動を続ける選手たちにOBたちから様々な祝福が届いた。巨人・岡本和真内野手とオリックス・廣岡大志内野手からは甲子園出場記念Tシャツが全員に贈られた。白いTシャツの左胸に「智弁」、背面には「第106回全国高校野球選手権大会出場記念」の文字が記されているという。さらに袖には25と32の数字。巨人のユニホームにも使用されるオレンジ色で、岡本和と巨人時代の廣岡の背番号が入れられていた。

 しかし、オリックスに移籍した後の廣岡は現在の背番号は30。これに疑問を感じた井元康勝部長は、岡本和に「メーカーが間違えたのか」と冗談交じりに連絡。すると「いいえ、自分が間違えました(笑)」と返信が来た。井元部長は「あいつは適当やから」と笑い飛ばした。

 他にも阪神・村上頌樹投手と前川右京外野手からは数え切れないほどのボールが届いた。選手たちも何球あるのか数えられないと答えるほどの大量のプレゼントには、選手たちも驚きだった。さらに春の大会前には、廣岡から10本以上の木製バット。前川は阪神に入団後、ウエートトレーニングの器具を複数台寄贈するなど母校へ恩返しをしている。

 次々と送られてくるプレゼントに智弁ナインは「嬉しいですし、かっこいいです。普段から食堂で試合を観て応援しています」と目を輝かせた。偉大な先輩たちからのエールをさらに力に変えて悲願の夏制覇へ突き進む。

(木村竜也 / Tatsuya Kimura)

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