大谷翔平に指揮官“手のひら返し” 不振を指摘→38号&2盗塁「攻撃面でとてもいい仕事」
初回の第1打席で四球→盗塁「攻撃面でとてもいい仕事」
【MLB】カージナルス 5ー2 ドジャース(日本時間18日・セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・カージナルス戦に「1番・指名打者」で出場し、38号ソロを放った。8月は打率1割台と不振ながら6本目のアーチ。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「いい打席内容だった」と称賛した。
変化球を振り抜きバットに乗せた。5回2死で迎えた第3打席で4試合ぶり38号ソロ。80.3マイル(約129キロ)のカーブを捉え、打球速度111.9マイル(約180.1キロ)、飛距離384フィート(約117メートル)、角度21度の一撃が、右翼ヌートバーの頭上を越えた。
この日、試合前に指揮官は8月に入り下がった四球率を指摘していたが、初回先頭の第1打席で四球を選んだ。すぐさま二盗を決め、ベッツの左飛では三塁を陥れる好走塁。「塁上で積極的だったのもすばらしかった。攻撃面では今日はとてもいい仕事をした」と絶賛していた。
8月はここまで月間打率.172、OPS.729とバットが湿っている。それでも、「我々が話題にしていたゾーン高めの球をもらって、ライナー性のHRを打った。打球の軌道がいいと思った」と指揮官は不振脱却の予感を感じていた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)