巨人Vの鍵握る新助っ人 丸&岡本和だけじゃない…OB分析「対応出来たら可能性は十分」
高橋尚成氏「ある程度僅差で勝っていくことをできればいい」
巨人、メジャーリーグ、DeNAで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、巨人の逆転優勝へのキーマンを挙げた。首位の広島と1ゲーム差と熾烈な争いを繰り広げる中、ポイントとしたのは「守り勝つ野球」だった。
高橋氏がまず、投手のキーマンに挙げたのが大勢投手で「最後がバッと決まっていてくれれば、ある程度その前が決められる。崩れたり、例えば怪我となっていくと、9月の戦いがちょっと厳しくなるのではと思う」と指摘した。
故障で約2か月の離脱があった大勢だが、ここまで28試合で防御率1.03、20セーブと安定感は抜群。高橋氏は「ベンチの安心感も凄くあると思う。もしかしたら、9月になったら2イニング、イニング跨ぎは間違いなく起きる。それも自分の中で頭を整理しながらここ一番でいいパフォーマンスが出る状況をつくっていてほしいなと思いますね」とポイントを口にした。
また野手では、ココ・モンテス内野手を指名。骨折で離脱したエリエ・ヘルナンデス外野手の穴を埋めるべく、18試合で打率.333と奮闘中で「ヘルナンデスは(今季)間に合わないのでは。そう考えるとモンテスがある程度打ってくれないと、今の打線の状況を見ると、そこがガタつくと厳しいのかなと思いますね」と分析する。
現在の巨人打線について「丸選手は1番で固定してある程度成績を出してくれているので、その後の岡本選手まで、岡本選手の後が凄く重要になってくる。2人の軸があるので、モンテスが前に行くのか後ろに行くのか、そこが重要なカギになる。彼が打たないとたぶん点数も入らない。ある程度日本の投手にアジャストできているが、これからデータも多くなってきてある程度9月になるとデータを重視しながら攻められたりする。そこを対応出来たらモンテスは打つ。そうしたらジャイアンツはたぶん、優勝の可能性は十分あるのではないか」と大きな期待を寄せた。
「打って勝つより、今は投手でなんとかしのいで勝ってきた方が多い。9月も大事な試合でも投手中心となってディフェンスをしっかり固めてから攻撃というところをもう一回見直して自分たちの戦い、ある程度僅差で勝っていくことをできればいいのではないかと思いますね」と高橋氏。残り32試合となり、最後の最後まで目が離せない戦いとなりそうだ。