快投バーランダー、二塁打を許した大谷を評価「グレート」「修正能力が高い」

アストロズ戦で2安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
アストロズ戦で2安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

前回対戦は無安打3奪三振も…二塁打を許し「素晴らしいヒットだった」

 アストロズのエース右腕ジャスティン・バーランダー投手が21日(日本時間22日)、敵地エンゼルス戦で右翼への鋭い二塁打を許した大谷翔平投手の打撃を「グレート!」と称賛した。5月16日(同17日)の初対決では4打数無安打3三振に抑え込んでいた二刀流の「修正力」を高く評価している。試合はアストロズが7-0で完勝した。

 6回5安打無失点2四球11奪三振の快投で今季10勝目(5敗)を挙げた2011年のサイ・ヤング賞&MVP右腕は、痛烈な長打を許した男の打撃を潔く認めていた。

「グレートだ!」

 大谷は2回無死一塁の第1打席ではセーフティバントを失敗。しかし、4回1死一塁の第2打席では2ボールからの3球目、95.7マイル(約154キロ)の内角速球を右翼フェンスにワンバウンドで届く大きな二塁打とした。これが、バーランダーが大谷に許した初のヒットだった。

「ライトへのライナーだった。すごくいいヒットだったよ。知っての通り、このリーグでは相手も素早く適応してくる。彼も修正能力が高いと思う。素晴らしいヒットだったと思うよ」

 5月16日(同17日)の前回対戦では二刀流を手玉に取り、キャリア通算2500個目の三振も奪取。だが、メジャー屈指の右腕は約2か月ぶりの対戦で大谷の成長を見て取っていた。

 バーランダーは「オオタニと対決したときにはカウントが不利になってしまった。それが最大の違いだ。それは私のミスだ」と言及。カウント2ボールから内角ギリギリのボールを完璧に打たれた。失投ではなかったが、そこまでの組み立てに悔しさをにじませた。

 メジャー通算198勝目を挙げている右腕を相手に、2試合目にして、その打撃技術と修正能力を認めさせた大谷。マルチ二塁打の活躍で、大敗のエンゼルスにとっては唯一の光明となった。

(Full-Count編集部)

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