大谷翔平の「アスリート能力」をバーランダーも絶賛「素晴らしいところ」

快投で10勝目も大谷に二塁打許す、セーフティバントには「ヒットを狙っていた」

　アストロズのエース右腕ジャスティン・バーランダー投手が21日（日本時間22日）、敵地エンゼルス戦に登板し、6回5安打11奪三振2四球の快投で10勝目（5敗）を挙げた。チームは7-0で大勝したが、2度目の対戦となった大谷翔平投手の驚異のアスリート能力について絶賛している。

　5月16日（同17日）の前回対戦では大谷を4打数無安打3奪三振と完璧に抑え込んだバーランダー。2度目の対決の初打席は意外な展開だった。

　2回無死一塁の場面で、大谷は相手の虚を突くセーフティバントを敢行した。三塁線に流したが、バーランダーが華麗なフィールディングを披露。一塁走者のアプトンを二塁で刺した。

　試合後のクラブハウスで、バーランダーはこのバント攻撃について、「驚いたか？　ノーだ」と語った。そして、身長193センチながら圧倒的な走力を誇る大谷のアスリート能力を高く評価した。

「彼は打球をコントロールしていた。もうちょっとコントロールできていたら、ヒットだった。彼はアスリートなんだ。そこが素晴らしいところだ。アスリートが打席に立てば、いろいろな小技もできる。巨漢でも鈍足ではバントヒットにできないんだよ。彼は間違いなく送りバントじゃない。ヒットを狙っていた。そういう要素も彼にはあるね」

　ベーブ・ルース以来となるメジャー100年ぶりの二刀流の道を歩む大谷。この日は4回と9回に右翼に痛烈な二塁打を放ち、打者としてインパクトを残したが、バーランダーは「スピード」という第3の武器に驚嘆。大谷の多才さを称えていた。

（Full-Count編集部）