大谷翔平、自身初の“勝ち越し確定” MVP&WS制覇へ…実現した「ヒリヒリした9月」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

今季82勝目で勝ち越しが決定

【MLB】ドジャース 8ー6 Dバックス(日本時間1日・フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手は8月31日(日本時間9月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場し、44号先頭打者弾を放つなど、5打数1安打2打点で勝利に貢献した。チームは今季82勝目で、大谷は渡米後初めて所属するチームが勝ち越すこととなった。

 初回先頭の第1打席でベテラン右腕ケリーからバックスクリーンへ一振り。8月28日(同29日)のオリオールズ戦以来3試合ぶり今季5度目、通算11度目の先頭打者アーチ。敵地でもMVPコールが沸き起こった。さらに2番ムーキー・ベッツ内野手、3番フレディ・フリーマン内野手も本塁打を放ち、MVPトリオ初の3者連発。試合開始直後の3者連続本塁打は球団史上初だった。

 地区2位のダイヤモンドバックスとの4連戦を連勝スタートとし、リーグ差は6に広がった。ドジャースは82勝目で、今季の勝ち越しが決定した。

 大谷はエンゼルス時代は勝ち越したことがなく、これまでの所属チームの最高成績は2018年の80勝82敗。2021年には「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と勝利への思いを口にしたこともあった。今季からスター揃いの強豪ドジャースに移籍し、チーム地区首位を走っている。

 一方のエンゼルスは8月31日(同9月1日)の時点で80敗となっており、あと1敗すればシーズン勝率5割以下が確定する状況となっている。

(Full-Count編集部)

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