大谷翔平へのMVP投票は「恥ずべきこと」 ライバルを“ゴリ押し”…一方的主張にX反発
「絶対にリンドーアであるべき」の主張にX猛反発「ナンセンス」
今季のナ・リーグMVP有力候補に、ドジャースの大谷翔平投手、メッツのフランシスコ・リンドーア内野手の名前が挙がっている。そんな中、あるファンが「絶対にフランシスコ・リンドーアであるべきだ」と主張したところ、SNSには反論コメントが殺到。「オオタニは満票で勝つだろう」「ナンセンス」「オオタニのことが嫌いなの?」とコメントが寄せられた。
X(旧ツイッター)に投稿されたリンドーア推しの文言は以下のような内容だった。「リンドーアは守備もする。オオタニはしない。リンドーアはナ・リーグのWARのトップである。オオタニは違う。騙されてはいけない。今年のナ・リーグのMVPは絶対にフランシスコ・リンドーアであるべきだが、オオタニのホームランは投票者をうならせるだろうし、それは恥ずべきことだ」。
WARは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている。3日(日本時間4日)終了時点で、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」のデータでは大谷が7.1で1位、リンドーアが2位で6.4。一方、「ファングラフス」のWARランキングでは、リンドーアが7.2で1位、大谷は6.7で2位になっている。
ファングラフスのデータを元に、このファンはリンドーアを推したようだ。ところが、この投稿に対して500件を超えるコメントが殺到した。本塁打や盗塁、OPSなどの数字を出して、大谷を推す意見が多数。「偏見こそ恥ずべき」「オオタニがMVPでないと考えている人がいるなんて、笑える」「残念だって? そんなことはない」「あなたがどうやって最優秀を定義したか理解できない」「君は妄想に苦しんでいる」「ナンセンス」「君は偏見を持っている」といった意見が寄せられた。
DH専任の大谷は4日(同5日)終了時点で打率.290、44本塁打、99打点、46盗塁、OPS.988。遊撃を守るリンドーアは打打率.274、30本塁打、84打点、26盗塁、OPS.844をマークしている。果たして、どんな結果になるだろうか。