大谷翔平vsリンドーア…MVP論争は“場外戦”に NYメディアの「酷い見解」にLA記者反発
NYメディアが主張…リンドーアが大谷を上回る4つの“成績”
MVPを巡り“場外戦”が勃発している。ナ・リーグのMVP最有力候補とされているドジャース・大谷翔平投手だが、シーズン終盤になってNYメディアなどを中心にメッツのフランシスコ・リンドーア内野手を推す声が上がっている。メッツメディアの“無茶”な主張に対してLA記者が反論し、米ファンの間でも盛り上がりを見せている。
メッツ地元紙「ニューヨーク・ポスト」でソーシャルメディアの編集を担当するダン・バーテルズ氏は5日(日本時間6日)、自身のX(旧ツイッター)を更新し、大谷とリンドーアの“成績”を比較した。バーテルズ氏が取り上げたのは得点圏打率、試合に勝つ見込みが劇的にあがる可能性がある場面での打率、試合に勝つ見込みが劇的にあがる可能性がある場面でのOPS、そして「守備に就いたイニング数」だった。
大谷は今シーズン好機での成績に苦しみ、得点圏打率.217はリンドーア(.265)の下。他の項目でも数字は劣っており、いわずもが今季はDHでの出場に限られ、「守備に就いたイニング数」は大谷がゼロに対してリンドーアは1224回2/3と大差だ。もっとも、NYメディアの“一方的”な切り取りに反論したのが、ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏だ。
同氏は自身のXにて「ショウへイ・オオタニ対フランシスコ・リンドーア、2024」と題して両者の成績を比較した。打率、出塁率、長打率、OPS、安打数、得点、長打の数、塁打、HR、打点、盗塁、四球の12の打撃部門と打撃指標、あわせて17部門で大谷がリンドーアを上回ることを明示。最後に守備についたイニング数だけはリンドーアが上とした。
両者の投稿はファンの間で大きな反響を呼び、「リンドーアがMVPを獲るにはこの世のものとは思えないようなことをしないと」「(バーテルズは)ひどい見解」「メッツファンたちはショウへイに近づこうと必死。彼らは、ショウへイが獲るとみんな分かっている。だから泣き言を言い続ける」「なんという……いいとこ取り」「オオタニが容易にMVPだ。リンドーアは素晴らしいシーズンを過ごしているけどね」「比較にもなってない」などとの声が寄せられている。
(Full-Count編集部)