敵投手崩した大谷翔平の第1打席 世界一名将「あの四球で我々は不利に」

1安打&2得点で勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
1安打&2得点で勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷、好走塁&同点ホーム&2戦連続ヒット

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは22日(日本時間23日)の本拠地アストロズ戦で14-5と大勝し、連敗を3で止めた。2回に1点先制を許すもその後、逆転に成功。大谷は同点ホームを踏むなど4打数1安打1四球2得点と活躍した。試合後、敵将や相手投手は大谷に与えた「四球」を試合のポイントに挙げた。

 大谷は1点を追う2回に先頭で打席に立つと、相手先発右腕マッカラーズに対してフルカウントから外角へのナックルカーブを見極めて四球で出塁。直後、マッカラーズに再三牽制されながら、キンズラーの二塁打の際に好スタートを切り、一塁から一気に生還。同点のホームを踏んだ。エンゼルスはここから逆転に成功。大谷は7回に三塁内野安打を放ち、2試合連続のヒットも記録した。

 アストロズは今季ここまで10勝を挙げているマッカラーズが結果、5回途中6安打5失点で敗戦投手に。試合後、昨季ワールドシリーズを制した名将A.J.ヒンチ監督は右腕が崩れたポイントに大谷に与えた四球を挙げ、「オオタニに四球を出すまでは良かった。どの試合でもそうだが、あの四球で我々は不利になってしまった」と分析した。

 一方、マッカラーズ自身も「自分にとっては2つの異なる流れがあった。2回にオオタニを四球で出塁させてしまったこと。そこから(キンズラーに)カーブを打たれて二塁打としてしまったんだ」と反省。さらに「制球できなかった。投げたいところに投げることができなかった」と悔しさをにじませ、「タフな1日だ。今日は明らかにいい日ではなかった。相手は同地区のいいチーム。でも、これが野球だ。こういう日もある」と気持ちを切り替えていた。

 前日2本の二塁打を放った大谷は長打こそ出なかったが、選球眼と好走塁で勝利に貢献。打率は.282となっている。

(Full-Count編集部)

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