大谷翔平に失言…541HRのレジェンドが“嫉妬”か 元同僚も擁護せず「間違っている」
レッドソックなどで通算541本塁打を誇るオルティス氏が“失言”
ドジャース・大谷翔平投手がDHとして史上初のMVPを受賞するか注目されるなか、レッドソックスの“レジェンドDH”として名を刻んでいるデビッド・オルティス氏が大谷を「プリティ・ガール(かわいい子ちゃん)」と表現。まさかの“失言”に米メディアも「リスペクトを感じません」と批判的な目を向けている。
8日(日本時間9日)にスペインの老舗メディア「MARCA」の米国版が「デビッド・オルティス氏がショウヘイ・オオタニを『プリティ・ガール』と発言。そして、MVPを与えようとしているMLBに対して批判」とタイトルをつけた記事を掲載した。
メジャー通算20年で541本塁打、通算2472安打を誇る、ドミニカ共和国出身の48歳は「ビッグ・パピ」の愛称でファンから親しまれた。記事では、オルティス氏はMLBで通算20年プレーしたが、1度もMVPを受賞したことがない。なので彼の言葉には、その要因も含まれている。ドジャースでDHを主戦場に起用されているのにもかかわらず、MVP最有力候補に浮上していることに対して不満を示した、と伝えている。
「彼らは私がDHだから、常にMVPを(私に)与えないようにしてきたという問題があった。(MVP)レースを演じている、MLBのプリティ・ガールのオオタニに対して、彼らがどう言うか見守るよ」とMVPの投票権を持つ記者に対して批判的なコメントを残した。
米敏腕記者も苦言「あまりリスペクトを感じません」
この記事について、10日(同11日)に米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したAJ・ピアジンスキー氏が言及。主にホワイトソックスで活躍しメジャー通算2043安打をマークし、レッドソックスではオルティス氏とプレーした経験もあるピアジンスキー氏は「フムフム。誰かが嫉妬しているようだね。デビッド(オルティス)はオオタニのような活躍をした年がなかったよね。デビッドは俺の友達だし、素晴らしいシーズンを送った年もあった」と語った。
さらに「デビッド(オルティス)のキャリアハイは2006年の54本塁打、137打点だ。信じられないシーズンだったけど、盗塁はゼロ。本当に素晴らしいシーズンだったけど、今年のオオタニの活躍ではない。デビッド(オルティス)、ごめん。時代は変わったんだよ。この件に関しては、君が間違っているかもね」と友人といえども擁護しなかった。
同メディアには翌日、米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏が出演。「彼(オルティス氏)があのような脅迫まがいの発言をしたことでさえ驚きです。オオタニに対して『リーグのプリティー・ガール』と呼ぶのは、あまりリスペクトを感じません。彼らしくないと思います」と述べていた。
(Full-Count編集部)