大谷翔平の“記念”47号は「売りません」 キャッチした17歳、交換希望なら「応じる」
47号は自己最多を更新し、メジャー通算218号でアジア勢最多にも並ぶ
【MLB】ドジャース ー カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地・カブス戦に「1番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で先頭打者弾を放った。47本目のアーチでシーズン自己最多を更新、さらに韓国出身のチュ・シンス(秋信守)が持つアジア勢最多の218本塁打に並んだ。メモリアルアーチを手にしたジャック・ペセカさんは「いい気分です。予想していなかったのでビックリしました」と喜んだ。
2点を追う初回に甘く入ったスライダーを捉えた。初速118.1マイル(約190キロ)で放たれた打球は右翼前列に飛び込む一発だった。3試合ぶり2021年の46発を超える自己最多の47号。大谷の先頭打者弾は8月31日(同9月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦以来今季6本目で通算12本目となった。
キャッチしたペセカさんはエンゼルスタジアムのある米カリフォルニア州アナハイム在住の17歳。大谷がメジャーへ移籍した2018年から追っているという。「キャリアハイですよね。私はアナハイムに住んでいるので、(MLB)キャリアを通じて彼を追っています。スプリングトレーニングに初出場した試合も観戦しました」と明かした。
右翼席で観戦していたところボールが飛んできた。ボールは一度、他の観客のグラブに当たって落下。転々としていたところを両膝で挟んで掴み取ったという。記念球に「もし彼が返球を求めてきたら交換に応じます。ただ、今の時点ではキープする予定です。非売品です!」とキープを宣言した。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)