爆速190キロが襲撃「捕るかためらった」 大谷翔平の47号に感じた恐怖…当事者の証言
大谷の47号は打球速度190キロ…キャッチしたペセカさんが語る恐怖
【MLB】ドジャース ー カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地・カブス戦に「1番・指名打者」で出場し、初回先頭の第1打席で47号ソロを放った。打球速度118.1マイル(約190キロ)の爆速弾。キャッチした17歳の少年ジャック・ぺセカさんも「捕るか躊躇った」と苦笑いする。
初回の第1打席で弾丸ライナーを突き刺した。追い込まれてから甘く入ったスライダーを捉え、飛距離405フィート(約123.4メートル)、角度19度で右翼席へ。打球速度118.1マイルは自身4番目、本塁打では3番目の速さだった。2021年の46発を超える自己最多47号。メジャー通算218号とし、韓国出身のチュ・シンス(秋信守)が持つアジア出身者最多に並んだ。
キャッチしたペセカさんはアナハイム在住で2018年から大谷を追いかけるファン。「実は(打ったときに)お母さんと話していたんです。そしたら、全員が叫び始めて、上を見たら(打球が)飛んできたんです」と説明した。「間違いなく怖かったですよ!」と笑った。
ペセカさんは2022年にドジャースタジアムで行われたオールスターゲームを観戦。当時ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が打撃練習で同じような痛烈な打球を放っていたという。ただ、「突然打球がグングン伸びてきたんです。試合中には今まで見たことないです」と驚きの声をあげた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)