【高校野球】東北初Vへ、仙台育英が26年ぶり決勝進出! 佐藤世が完封&平沢3号3ラン

早実は準決勝で散る

 第97回全国高校野球選手権大会は19日、甲子園球場で準決勝が行われ、第1試合は仙台育英(宮城)が注目の1年生・清宮を擁する早実(西東京)を7-0で破り、夏の甲子園は1989年以来26年ぶりの決勝進出を果たした。東北勢初優勝を目指し、20日の決勝に臨む。

 仙台育英は3回、先頭打者のエース佐藤世が左翼線二塁打でチャンスメーク。佐藤将も左翼フェンス直撃の二塁打で続いて無死二、三塁から、2番の青木がライトへ2点タイムリーを運んだ。さらに盗塁などで1死三塁とし、4番郡司の三塁へのタイムリー内野安打で1点を加え、3点を先制した。

 早実はその裏、1死一、二塁から3番清宮の二塁への内野安打。満塁で4番の加藤に回したが、二塁走者の山田が牽制死。反撃のチャンスを逃した。

 ピンチを無失点でしのいだ仙台育英は4回、2死二塁で佐藤将が2番手左腕の上條から放った強烈な打球がサードのエラーを誘い、1点を追加。青木も左前安打で出塁し、2死一、二塁から3番の平沢が右中間へ3ランホームランを放り込んだ。今大会3号となる豪快な一発で、大量7点をリードした。

 佐藤世は勝負どころで得意のフォークが冴えた。6回2死一、二塁で富田を6番の中飛に抑えるなど、走者を出しながらも粘りの投球で完封勝利。東北勢としては2012年の光星学院(青森)以来となる決勝に駒を進めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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