大谷翔平「今日のことは忘れるのが一番」 48号&アジア勢最多219発も…生じた“ズレ”

試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

大台へあと2本「積み上げていければいい」

【MLB】マーリンズ 11ー9 ドジャース(日本時間18日・マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・マーリンズ戦で5試合ぶりの48号2ランを放った。「48本塁打&48盗塁(48-48)」に伸ばし、「50-50」に近づいた。メジャー通算219号で、韓国出身のチュ・シンス(秋信守)を抜いてアジア出身者最多本塁打を更新したが5打数1安打3三振に終わり、「今日のことは忘れるのが一番だと思います」とも語った。試合後の一問一答は以下の通り。

――48号。「50-50」に向け、特別な気持ちになりますか。
「反撃に繋がる1本で良かったですけど、(6回2死)一、三塁の場面で得点したかったなと思います」

――「50-50」もある中で、打撃の難しさはあるか。
「どんな時でもちょっとしたズレで崩れてくるものですし、逆に言えば少しの感覚が戻れば、調子の波はすぐに来ると思うので、それを持続するのは難しいと思います」

――「50-50」へのプレッシャーは。
「それはあまりないです。いい打席を1打席でも多く重ねたいと思います。そこはシーズンに入ってから変わらないと思います」

――50本へあと2本。
「積み上げていければいいかなと思っている。早くたどり着けばそれだけ貢献していることだと思うし、チーム状況的にきついと思うので、1打席でも貢献できるように頑張りたいなと思います」

――HRの感覚は。
「難しい球でしたけど、そこを打てたと思うし、どちらかというと今日は自分のゾーンを信じ切れていなかったと思います」

昨年のWBC制覇以来のマイアミ「ベンチが逆なので…」

――メカニクス的には何を心がけているか。
「いいスイングを心がけています」

――ポストシーズンに投げる可能性はあるのか、投手コーチと話をしているか。
「今シーズンに関しては投手コーチとほとんど話していないです。どちらかというと、リハビリが順調に進んでいるかというコミュニケーション。また、ホームに帰ってミーティングがあると思うので、そこでオフシーズンを含めた今後の予定を決めると思います」

――ポストシーズンに投げられそうか。
「分からないです」

――マイアミでの試合は昨年のWBC優勝以来。
「ベンチが逆なので、そこまで一緒の感じはしなかったです」

――信じ切れていなかったというのは。
「自分がボールと判断した球がストライクを取られた時に、そこを捨てるべきかという判断で、アンパイアに合わせた打席が多かったかなと思います」

アジア勢最多219号は「分からなかった」

――ボールの見え方そのものは。
「見え方はいいですね。振るべきボールに反応はできているので、そこを信じることがゾーンを維持する上では大事なので、今日のことは忘れるのが一番だと思います」

――迷いがあるか。
「短期的に見たら審判の色も理解してそこに合わせることも大事ですし、長いシーズンの中で調子を維持することを考えるなら、自分のストライクゾーンをしっかりボールはボール、ストライクはストライクと割り切れればいいのかなかと思います」

――アジア勢最多のホームラン
「分からなかったので、それはいいことですし、1個でも積み上げていければいいのかなと思います。まだキャリアの途中ですし、あまり今の数字がどうこうというのは気にしなくていいのかなと。終わった時に自分で確認できればいいのかなと思います」

――9月の戦い、雰囲気は違うか。
「楽な試合は少ないですし、チーム状況的に五分五分で今月も来ている感じなので、今を意識する余裕はないというか、今日の試合を勝って首位を維持して早く優勝が決まるようにというのが一番ですかね」

(Full-Count編集部)

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