大谷翔平、ついに到達した「8.0」 DH最高&歴史的MVPまた前進…更新し続ける衝撃数値
4年連続でWAR「8.0」以上は1961年以降で史上6人目の快挙
ドジャースの大谷翔平投手は、20日(日本時間21日)のロッキーズ戦で52号を含む3安打2打点1盗塁をマークし、「52本塁打&52盗塁(52-52)」に到達した。この活躍で、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARは「8.0」となり、DH最高記録を更新し続けている。
WARとは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標。シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている。守備を行わないDH専任の選手は数字の積み上げが難しい中で、大谷は打撃だけでリーグ1位に君臨。“DH史上初”のMVPへ着実に進んでいる。
シーズンの65%以上をDHで出場した選手の歴代最高は、1995年にマルティネスが記録した「7.0」。今後の成績によって下がる可能性があるものの、大谷の最高記録更新は濃厚な状況となっている。
今季は野手に専念している大谷は、二刀流だった昨年までを含めて4年連続でWAR「8.0」以上を記録。「MLBネットワーク」によれば、これは1961年以降では史上6人目の快挙だ。これまでバリー・ボンズ(1989~1993、2001~2004)、アルバート・プホルス(2003~2009)らが達成している。
大谷はこの日の同戦に「1番・指名打者」で先発出場する。19日(同20日)のマーリンズ戦で3打席連発を含む6安打10打点と大暴れするなど、直近2試合で計10打数9安打12打点と驚異の打棒を披露している。この勢いで3試合連発となる53号に期待が懸かる。
(Full-Count編集部)