前代未聞60-60は「完全に滑稽」も…米主張、無敵の大谷翔平なら「わからんぞ」
60-60達成には残り6試合で7本塁打&5盗塁が必要
ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、今季3度目となるナ・リーグの週間MVPに輝いた。19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で3本塁打10打点2盗塁をマークし史上初の50本塁打&50盗塁(50-50)を達成すると数字を53-55まで伸ばした。残り試合は6。米メディアの中には60-60を期待する声まで上がった。
大谷は16日(同17日)の敵地・ブレーブス戦からの1週間で打率.500、6本塁打、17打点、7盗塁をマーク。19日(同20日)のマーリンズ戦では6打数6安打、3本塁打10打点2盗塁の荒稼ぎで一気に51-51に到達。その後も数字を伸ばし、55-55まで残り2本塁打、イチロー氏の持つ日本選手最多シーズン56盗塁に残り1に迫っている。
直近7戦6発と量産態勢の大谷に対し、米メディアからは60-60を期待する声すら上がる。残り6試合で7本塁打、5盗塁が必要。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は「完全に滑稽なこと」としつつ「最近の彼のプレーぶりは完全に馬鹿げている。というわけで、どうなるかわからんぞ?」と問いかけている。
残り6試合のうち、ラスト3試合は敵地・ロッキーズ戦。標高約1600メートルに位置するクアーズフィールドは気圧が低く空気抵抗が少ないため、“打者天国”としても知られる。大谷自身も通算.375(40打数15安打)、3本塁打10打点、OPS 1.169と打ち込んでいる。
同社も「ショウヘイ・オオタニが6試合で7本塁打&5盗塁を決めて60-60に到達することは、可能性は極めて低いだろう。しかしながら、彼のシーズン最後の3試合はクアーズフィールドで行われる」と投稿。達成への含みも残していた。
一方で、24日(同25日)からはパドレス3連戦。パドレス戦の通算成績は打率.188(64打数12安打)、2本塁打6打点、OPS.636で、球団別で見ると、打率、OPSはワースト1位となっている。6試合で7本塁打5盗塁。非現実的な数字にも見えるが、大谷ならやってのけてしまうのではないか。そんな期待をせざるを得ない。
(Full-Count編集部)