ルースも敵わぬ“55vs17”…大谷翔平は「最も偉大な選手」 米紙が指摘した大きな違い
ワシントン・ポスト紙は大谷を「10ツールプレーヤー」と表現
ドジャースの大谷翔平投手はレギュラーシーズンを6試合残した時点で、空前の「53本塁打&55盗塁(53-55)」をマーク。シーズン換算で「55-57ペース」としている。記録を更新し続ける30歳に米紙「ワシントン・ポスト」も注目。伝説の選手、ベーブ・ルースやウィリー・メイズを引き合いに「ごめんよ、ウィリー。ショーストッパーのショウヘイ・オオタニが野球史上最も偉大な選手なんだ」の見出しで伝えている。
記事は大谷が6打数6安打3本塁打10打点2盗塁をマークして、「50-50」を超えて一気に「51-51」に到達した19日(日本時間20日)の敵地・マーリンズ戦に言及。「この試合のオオタニはあまりにも驚異的で、観客は彼をダグアウトから引っ張り出してお辞儀させた。彼はマイアミにいたのにだ」と、敵地にもかかわらず観客が祝福したことに触れた。さらに「今は53-55だ。これはまったく馬鹿げている」とも述べている。
また、野球界には「5ツールプレーヤー」という概念があるとし、ミッキー・マントル、メイズ、ハンク・アーロン、ロベルト・クレメンテ、マイク・トラウト、ケン・グリフィーJr.らの名前を挙げた。その上で、大谷は打撃5ツール&投球5ツールの「『10ツールプレーヤー』だ。彼は人間スイスアーミーナイフである」と独特の表現で称賛した。
さらに「私たちは史上最も偉大な野球選手を見ているということだ。アーロン、メイズ、マントル、テッド・ウィリアムスよりも優れている。彼らは投手はしてなかった」と説明。続いてベーブ・ルースの名前も挙げ、「彼は20-20クラブにも入ってない。53-55なんて言うまでもない」と指摘した。ルースの通算盗塁は123で、シーズン最多は17(1921、1923年)。大きな違いを主張している。
(Full-Count編集部)