大谷翔平の“8.4”に米衝撃「1人だけ野手じゃない」 3度目MVPへ視界良好「リハビリ中だ」
WAR2位のチャップマンとは1.5差
ドジャース・大谷翔平投手は今季史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」を早々にクリアし、前人未到の「50-50」にも到達した。MVP投票でも重要視される“指標”でも堂々のリーグ1位。米ファンからは「WAR1位は手術のリハビリ中だ」と驚きの声が上がっている。
米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」は23日(同24日)、自社のX(旧ツイッター)を更新。「2024年ナ・リーグ野手のWAR上位選手」としてリストを公開した。WARとは、どれだけ勝利数を積み上げたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選出する上で重要視されている。
堂々の1位は大谷で8.4。以下、ジャイアンツのマット・チャップマン内野手(6.9)、ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手(6.7)、メッツのフランシスコ・リンドーア内野手(6.6)と続いている。指名打者に専念している大谷は守備での貢献ができないため、本来は“不利”のはずだが、好守の選手たちを抑えてトップに立っている。
このリストを見た米ファンは口ポカンの様子だ。「WAR1位は手術からのリハビリ中だ」「うーん……このリストには1人だけ野手じゃない選手がいるなぁ(笑)」「守備をしていないに……笑」、他にも「DHは野手ではないから、チャップマンがナ・リーグ最高の選手だ」と皮肉をいうファンもいた。
これまでシーズンの65%以上を指名打者として出場した選手の歴代最高WARは、1995年にエドガー・マルティネスが記録した「7.0」。指名打者専門の選手がMVPを獲得した選手はおらず、2006年にレッドソックスのデビッド・オルティスが54本塁打、137打点でリーグ2冠王に輝いた時ですら受賞できなかった。大谷が史上初の“扉”をこじ開ける可能性は高い。
(Full-Count編集部)