大谷翔平、突き進む歴代最強「8.8」 前人未踏…“不利な”DHで衝撃の数値

パドレス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
パドレス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

二刀流でマークした2021年の9.0超える可能性も

【MLB】ドジャース 7ー2 パドレス(日本時間27日・ロサンゼルス)

 どこまで数値を上げてシーズンを終えるのか――。ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)に本拠地で行われたパドレス戦で5打数3安打1打点でチームの7-2での勝利に貢献した。米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARは0.2上昇して8.8となった。

 WARとは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている。昨季、二刀流で両リーグトップの10.1を記録した大谷は、満票でのMVPを受賞した。

 今季は大谷は指名打者のため、守備を行う選手に比べて数字を稼ぎにくいが、守備をしている選手を差し置いてリーグでは1位。MLB全体ではジャッジ(ヤンキース)とウィットJr.(ロイヤルズ)に次いで3位に位置している。

 24日(同25日)終了時点で8.5、25日(同26日)には8.6としており、日に日に数値を上げている大谷。大谷は9勝&46本塁打をマークした2021年のWARが9.0だったため、打者だけでその数値に追いつく可能性もある。

 シーズンの65%以上を指名打者として出場した選手の歴代最高は、エドガー・マルティネスが1995年に記録した「7.0」。大谷が更新することはほぼ確実で、同年のマルティネスも獲れなかった史上初となる指名打者のMVPに期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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