大谷翔平が迫る112年ぶりの偉業 “イチロー超え”で確実、米記者唖然「本塁打王が同時に」
本塁打王が同時に40盗塁以上を残せば1912年以来112年ぶり
異次元の領域に到達している。ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)の敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、2回に今季57個目の盗塁をマーク。2001年にイチロー氏が記録した日本選手最多「56」を超え、単独トップに躍り出た。メジャー112年ぶりの大記録に迫っている。
また新記録を樹立した。2回の第2打席で右前適時打を放つと、1死一、三塁の場面で二盗を決めた。今季57個目。捕手の悪送球を誘って、三走のクリス・テイラー内野手が生還。大谷も三塁に進んだ。イチロー氏の記録を抜いて、盗塁でも日本選手最多を更新した。
これで7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から34回連続で盗塁成功。アウトになったのは4度だけで、成功率は驚異の93.4%になった。また、本塁打王争いでは2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に14本差をつけて独走状態。本塁打王は確実視されている。
MLB公式のサラ・ラングス記者は、自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニはナショナルリーグの本塁打部門でトップ、57盗塁を記録している。所属リーグの本塁打王が同時に40盗塁以上を記録した選手」と紹介。続けて「1912年のトリス・スピーカー(52盗塁、10本塁打)、1909年のタイ・カッブ(78盗塁、9本塁打)とレッド・マレー(49盗塁、7本塁打)、1903年のジミー・シェッカード(67盗塁、9本塁打)」と綴った。
“当確”ともいえる本塁打王を手中に収めた上で、盗塁も量産。このまま行けば、112年ぶりの偉業が歴史に刻まれることになる。残り3試合。大谷の躍動にまだまだ注目したい。
(Full-Count編集部)