大谷翔平、逆転3冠王へ望み 首位打者と4厘差で最終戦へ…山本由伸は復活7勝目
大谷は5打数2安打で打率.310、残る1試合で打率トップに4厘差
【MLB】ドジャース 13ー2 ロッキーズ(日本時間29日・デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。5打数2安打で打率.310に上げた。首位打者のルイス・アラエス内野手(パドレス)と4厘差となった。1盗塁を決めて58盗塁とし、「54本塁打&58盗塁(54-58)」に。山本由伸投手は5回4安打2失点で約4か月ぶりの7勝目を挙げた。1年目の今季は18試合登板、6勝2敗、防御率3.00でシーズンを終えた。
大谷は初回先頭で右越え打を放つと、6回の右前打で4試合連続、今季61度目のマルチ安打をマーク。6回無死一塁では二盗を決め、シーズン58盗塁に伸ばした。7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から35回連続成功。盗塁成功率は93.5%となった。
珍事もあった。初回無死一塁で二盗を狙ったが、ベッツが一飛。一塁へ戻る際に二塁ベースを踏み忘れ、アウトとなった。四球で出塁した5回無死一塁では、右腕センザテラの投球モーションを盗んで二塁へスタート。投手はマウンド上で固まったままで、1度は盗塁成功と判定されたが、その後に投手のボークに記録訂正。59盗塁はお預けとなった。2回2死は遊ゴロ、7回2死一塁は右直、9回無死一、二塁は二ゴロに倒れた。
打率.314のアラエスは敵地・ダイヤモンドバックス戦を欠場した。レギュラーシーズンは残り1試合。2012年ミゲル・カブレラ以来12年ぶりの3冠王となるか。
(Full-Count編集部)